こんにちは、VivaldiのSopranoチームでテスターや翻訳を担当しているNEARです。本日は非常に嬉しいニュースがありましたのでご紹介します。2015年、Vivaldiブラウザはベータ版としてリリースされました。その頃からハイセンスな機能の数々が多くのユーザーを魅了し、正式版の公開を臨んだ事と思います。私もその一人です。
代表者はヨン・スティーブンソン・フォン・テッツナー氏。Opera Softwareをゲイル・イヴァルセイ氏とともに創設された方です。同社を離れて、彼はVivaldi.netというコミュニティを立ち上げました。そしてVivaldiブラウザが出たのですが、搭載されている機能の多くはかつてOperaにあったクラシックな機能で、でも多くの「かつてのファン」が復活を待ち望んでいた機能でもありました。
2014年、Vivaldi.netが立ち上がる
Vivaldi.netは、2014年3月にMy Operaコミュニティが閉鎖されることを惜しんだヨン氏が立ち上げたオンラインコミュニティサイトです。私はMy Operaの会員でしたが、無くなってしまうことを少し残念に思いました。ここでしか話せない人や、外国人とのやりとりが面白かったのです。一応日記のデータをダウンロードしてブログサイトなどへインポートすることなどは出来たのですが、それは何だか違うと思っていました。
そんな寂しがっていた中、ヨン氏がVivaldi.netを立ち上げたニュースを知り、早速登録しました。
Vivaldi.netでは既に何人かのユーザーの日記や書き込みなどがあり、Operaに関するネタなども色々とありました。が日本ユーザーはまだ少なく、やはり日本語対応もされてはいませんでした。
そこでヨン氏にお礼の言葉を送り、折角なのでWEBサイトの翻訳などを手伝いたくなったのでその思いを述べました。
いきなりこんなメールを送って、メールなんか返って来るわけないだろうなと思っていたらすぐに返事があり、暫くやり取りをしているうちに日本人COO(最高執行責任者)の冨田さんをご紹介頂きました。
ここまで距離の近い存在、顔の見えるCEOというのは初めてです。
暫くして、Vivaldiブラウザが立ち上がる
出来上がったブラウザは、昔のOperaの機能を彷彿とさせるも、デザインはフラットで新しい印象です。
エンジンはChromiumベースなのですが、他がなめらかなデザインなのに対してVivaldiはソリッドです。動きもキビキビとしていて、このあたりも何だか懐かしいなと思いました。
安定性工場や不具合修正が行われブラッシュアップ!そしてついに正式版リリース!
具体的にどんな機能が備わっているのかについては下記のページもあわせてご参照ください。
使い方を学ぶならこちらのサイトがお勧めです。
多くのユーザーたちの希望に答え、開発者たちの熱意も詰め込まれた「モダンクラシック」なブラウザ。
今回の記事を見た人や「正式版が出たら使ってもいいかも」と思う方はこの機に是非!
追伸
Vivaldi開発に携わった世界中の皆様、おめでとうございます!
今回ブラウザのマーケットにまた新たな選択肢が正式に出たことで、WEBという所が、また一段と面白くなると思います。
ブラウザを車で例えるなら、ようやく皆の夢を載せたオリジナルの車が発信した所だと思います。いちユーザーとして、どこへ向かうのか温かく見届けていきたいと思います。