管理人はWEBに強い関心があって、こちらのサイトではWEBサイトの作成代行をしたり、普段ブラウザやフリーソフトについてご紹介しておりますが、今最も注目しているソフトといえばVivaldiです。
Vivaldiは元OperaCEOが独立して立ち上げたVivaldi Technologiesという会社が開発しているブラウザで、バージョン12以前のOperaを彷彿とさせるような機能が数多く搭載されています。
それだけではなく幾つかハイセンスな新機能があり、多くのファンを魅了しているブラウザでもあります。
WEBサイトを表示するためのレンダリングエンジンはGoogleのChromeと同じくBlinkエンジンを使用していますのでサイトの表示互換性もエンジンを独自開発していた頃と比較すると高いでしょう。
※かつてOperaは独自描画エンジン「Presto」や「Electra」を搭載していたため、Internet ExplorerやMozilla Firefoxに続いて第三のブラウザと呼ばれていました。その為、動きに独特のクセがあり、HTMLやCSSの解釈も他とは異なるため独特の見え方のするサイトも多かったです。
管理人が使ってみた使用感としてはキビキビと動き、痒いところに手が届くブラウザといった印象です。
それだけではなく、直感的に使用できるUIも魅力的で、がっつりとインターネットをしたい人にとって快適な環境が揃っています。
今回はその機能についていくつかご紹介したいと思います。
タブ機能について
今や、ブラウザを通して閲覧するWEBサイトはタブを使って切り替えするのが当たり前となりました。
複数のウインドウを切り替える事なく、一画面で色んなWEBサイトを行ったり来たり出来ますが、Vivaldiには更に直感的に使える様々なオプションが搭載されています。
タブプレビュー
クリックしなくても、マウスカーソルが乗ればそのタブがどんなものを表示していたのか画像によるプレビューをしてくれます。間違いを事前に防いでくれますし、便利な機能です。
タブのサムネイル化
タブバーを引っ張ると、常に見える「サムネイル」としてタブを使えるようになります。文字とアイコンだけのタブよりも随分分かりやすくなりました。2つ以上のタブを素早く比較したりするのにも便利です。
タブスタッキング
Iphoneのホーム画面ではアプリ同士をつまんで重ねると、グループ化されますが、これと同じようにタブも重ねてグループ化することが出来ます。また右クリックメニューから類似したタブを自動的に判別して重ねてくれる機能もあり、沢山タブを開いてWEBサイトを閲覧する人にとって助かる機能です。
あまりに多くのタブを開きすぎると、切り替えたり整理するのにもひと苦労しますが、この機能があれば簡単にタブを管理できるでしょう。
タブのゴミ箱
閉じてしまったタブにはゴミ箱が用意されています。もう一度さっき見ていたページを見たい時、Google検索しなおさなくてもゴミ箱を開けてみたら見つかるかもしれません。
タブのカラーチェンジ
Vivaldiでは、訪れるWEBサイトに応じてタブの配色が変わります。Facebookなら濃い目の青色、Evernoteなら緑色といった具合に、都度変色します。これも他のブラウザにはない「オッ!」と思う機能です。
タブのタイリング(分割する機能)
タブは複数のWEBページを切り替える事は出来ますが、並べて見比べる時はどうしますか。
新しいウインドウとして表示し、左右に置いてみるのも良いでしょう。ですが、Vivaldiでは選択したタブやグループ化されたタブを同じウインドウ内で上下左右に並べることが出来ます。折角デスクトップ画面はスマホやタブレットよりも広いのですから、その広いスペースを有効活用してみませんか?
スピードダイヤル
スピードダイヤルは、よく訪れるサイトに素早くアクセスするためのサムネイル付きのお気に入りといった機能です。
ブラウザを立ち上げた時や新しいタブを開いた時に現れます。ブックマークが電話帳なら、スピードダイヤルは短縮ダイヤルに近いでしょう。
登録は簡単。+ボタンを押して好きなサイトのURLを入れればOK!閲覧履歴から、登録候補も出してくれます。
ところで、ブックマークのフォルダーで右クリックして「スピードダイヤルとして使う」を選択すれば、簡単にスピードダイヤル同士の切り替えが出来るようになります。
拡張機能で使えるようになる類似機能とは一味ちがうVivaldiならではのハイセンスなスピードダイヤル機能は、使うのが楽しくなるくらい快適ですよ。
ブックマーク
Vivaldiは素早く大量のブックマークへアクセスする事の出来るブラウザです。もちろん普通にブックマークとして使っても問題ないのですが管理方法について少し詳しく知れば、ユーザーのブックマークの価値は全く違ったものに変わるでしょう。
例えば・・・
- タグやニックネームをつけて効率的に管理する事ができます。
- 前述のように「スピードダイヤルとして使う」や「ブックマークバーとして使う」といった具合に、好きなフォルダによりアクセスしやすくなります。
- もちろん、オーソドックスにブックマーク一覧を表示して管理するのも良いでしょう。
- あるいは、サイドバーからアクセスするのもOKです。
サイドバー機能
Vivaldiは、魅力的なサイドバー機能を搭載しているブラウザです。従来のブラウザのようにブックマーク/履歴/ダウンロードを切り替えて表示することはもちろんのこと、WEBサイトを閲覧しながらスクリーンショット付きの小書きメモをとれるノート機能や、WEBサイトをサイドバーに表示させるWEBパネルも魅力的です。
WEBパネルには色んなサイトを表示させることが出来ますが、管理人はFacebookやTwitterなどのSNS、GmailやGoogle翻訳など、ジョルダンなどのWEBサービスを表示させています。また、メディアクエリなどでスマホ対応をしているWEBサイトを表示するのも良いかもしれません。
マウスジェスチャー
知っている人、使っている人には今更な説明になってしまうかもしれませんが、Vivaldiはマウス操作によるジェスチャーでWEBサイト閲覧履歴の「戻る」「進む」などの操作が出来ます。またタブを閉じたり、ホイール操作と組み合わせることでタブの切り替えも可能です。
知らない人は今からでも遅くないですので、一度このスムーズなブラウザ体験を実感していただきたいです。
クイックコマンド
Vivaldiには「マウス派のためのブラウザ」という訳ではなく、キーボード派にとっても嬉しい機能が搭載されています。F2でコマンド用のウインドウを呼び出し、命令文を呼び出したり検索したり出来ます。
空間ナビゲーション
TABキーを使って、順番にWEBページのリンクや入力項目を辿ったことはありますか。空間ナビゲーション昨日はShiftと方向キーの組み合わせで、行きたい方向に直感的に移動できます。例えばメニューを選ぶ時や、片時もキーボードから手を話したくない時などに役立ちます。
柔軟性
Vivaldiは柔軟性も持ち味です。例えばサイドバーが左にあるのが煩わしい方は右側に表示することも出来ます。タブバーは右側に置くことも出来ます。肩肘貼ること無く、一番なれた環境に近づけることが出来るのも魅力です。
Chromeアプリや拡張機能も動きます
Chromium系ブラウザということで、Chromeアプリや拡張機能が使えるという恩恵もあります。今以上にもっと便利にカスタマイズしたい時や、Chromeで使っていたあの機能この機能が欲しいといった時も不自由しないでしょう。
更に追加される予定の機能
Vivaldiはブラウザと統合された一体型のメーラーソフトとしても機能するようになる予定です。かつてNetscapeやバージョン12以前のOperaで搭載されていた機能ですが、Outlookなどのメールとブラウザの画面をいったりきたりというのも結構手間なものだと思います。