ユーザーのニーズに幅広く対応し、多様性に富んだブラウザとして一定のポジションを確立しつつあるVivaldiですが、では実際どんな仕事に役立つのか?管理人の経験も交えてご紹介していきます。
この記事は、他の記事と連動して運営していこうと考えておりますので最終的にはまとめページになる予定です。
効率についての考え
人はどんな作業も続ければ、その作業に体が慣れてきます。
そして作業の中にある一定の「繰り返し行なっていること」を見つけ、人に任せたり手順を書いて自動化したりして、仕組みを作れば自由に使える時間はそのぶん増えます。
人力で行う作業工程がAからDまであるとしたら、A、B、C、Dと4ステップです。
それぞれ15分かかるとしたら15×4=60分。つまり1時間かかります。
でも機械に任せたら、イレギュラーが無い限りはほぼ一瞬で終わらせてくれます。
ここで効率化のために必要なのは、軌道修正することと機械の使い方です。
日々の業務に追われて、さらに新しいことをやるなんて辛いだけでは・・・と考えてしまう人も中には居るかもしれません。
人は一度慣れてしまったやり方を、簡単には忘れられないのです。
なぜなら、それがその人の中で最も安定した結果を出せるやり方だからです。
ラーニングゾーンへのシフトチェンジ
心理学の世界では、最も不安から遠く安心できる領域をコンフォートゾーンと呼びます。
コンフォートとは心地よい、快適という意味があります。そしてその外側にはラーニングゾーン、パニックゾーンという領域があり、それぞれ
- コンフォートゾーン:最も安心出来るが、刺激がなく成長度の低い領域
- ラーニングゾーン:若干不安はあるが、新しいことを学べる領域
- パニックゾーン:右も左もわからず、不安でたまらない、パニック状態になる領域
という風になっています。
今回オススメしたいのは2のラーニングゾーンです。
効率化と横着は紙一重
しかし前述の「軌道修正」と「機械の使い方」を覚えるために、いきなり普段ルーティンワークとして行っている業務をやめたりすることはオススメしません。
効率化はあくまで、空いた時間で行うべきだというのが私の持論です。
未来のために今を蔑ろにしてはいけません。横着をしてしまい、かえって状況を悪化させてしまうからです。
ギリシア神話にイカロスという人物が登場します。
彼の背中には蝋(ろう)で固めた羽根があり、空を飛ぶことが出来ます。しかし彼は父の注意を忘れて太陽に近づきすぎて背中の蝋が溶けてしまい、海に墜落して溺れて死んでしまったとされています。
さすがにインターネットをしていてそこまでのことはまず起きませんが(笑)
効率化のためにルーティンワークを犠牲にして、納期が遅れてクレームが来たり上司から雷を落とされることがないようくれぐれもご注意ください。
ラーニングを終えるとコンフォートゾーンが広がっている
ラーニングが終わった状態。
それは小さな不安が消え、自分にできることが増えていることを意味します。
「最初からこんなやり方があるって知ってれば・・・今までなんて勿体ない時間の使い方をしてたんだ・・・!」
と後悔してしまうかもしれません。しかしこの後悔こそ、次なるラーニングゾーンへ進む原動力になります。
もっとムダなことはないか?あるはずだ!と意識がコンフォートゾーンの外側に向かいます。
ブラウザを使うのに資格はいらない。
ここまで、さも大層なことのように書いてしまいましたが、ブラウザを扱うことは車の運転免許を所得することよりも遥かに簡単です。
特別なライセンスなんて必要ありませんし筆記テストも実技試験もありません。それよりも、噛めば噛むほどスルメのように味が出てくるブラウザの世界を楽しみながら仕事効率化を進めていってほしいと思います。
今回は前置きとして、効率化について概念的なお話させていただきました。
次回からは具体的な方法をご紹介していきたいと思います。
次回は、Vivaldiを使ってマーケティングしながらレポートを作成する方法についてご紹介します。
ここまで読んでくださってありがとうございました!