あまり本を読まない管理人ですが、最近おもしろい本を読んだのでご紹介します。
どこまで書いていいかわからなかったので表面を撫でるような内容になってるかもしれません ご了承ください。
管理人がこの本を読もうと思ったキッカケ
身内からのオススメ読書だったから。そして、本のタイトルになんとなくピンとくるものがあってパラパラと見ているうちに読みきってしまいました。
英語の諺(ことわざ)で「ひとつの腐ったリンゴが百を腐らせる」というものがありますが、リンゴ箱の中にひとつの腐ったリンゴがあればその中のリンゴ全てが腐ってしまうということを意味します。
人間の世界でも、ある一定数の人間の怠惰や手抜きのせいで組織が思うように回らなかったり、最悪崩壊することもあります。
もちろん、なんの対策も取られない訳ではありませんが「対策」と「手抜き」は、その多くが終わらないイタチごっこのような状態になります。
イタチごっこは管理人の周りでもよく見かけます。
「やらなきゃいけない」業務に対して「やったという既成事実を作る」だけの、内容の薄っぺらいひどいやっつけ仕事を幾つも見てきました。
このように身近な腐ったリンゴに対して頭を抱えている人や「もしかしたら自分が腐ったリンゴなのではないか」と思う多くの人にとって、面白い本ではないかと思います。管理人はその両方ですのでタイトルにはピンと来ましたし、読んでいてかなりビリビリと来るものがありました。
特に「どうやったら腐ったリンゴが生まれるのか」について、いろいろと検証実験がされているのがこの本の見どころの一つで、中には「なるほど、そんなことがあるのか」と思うものもあって面白いと思いました。
腐ったリンゴの良い面と悪い面
良い面:組織における腐ったリンゴは、息抜きや気分転換などの手抜きをします。リンゴ同士のコミュニケーションが深まったり、良いアイデアが生まれることもあります。そして、腐ったリンゴがある状態というのは組織に余裕がある事の裏付けもになります。
悪い面:社会的手抜きが発生してしまい100%の力で動いてくれません。ルーズな存在で、反発したり、やっつけ仕事やミスも増えます。
まとめ
読んでいるうちに著者自身が面白いと思って研究していることも伝わってきました。
いろんな角度から腐ったリンゴの捉え方を楽しく学べる一冊でした。
人生には適度に息抜きが必要ですがルーズすぎてもダメなのが難しいところです。
生活をしていく中で「腐ったリンゴ」に遭遇したときにどう向き合うか、どう見るかが変わる一冊だと思いますので管理人のようにピンときた人は是非読んでみることをオススメします。
こんな人にオススメ!
- 経営者や起業家
- 部長や課長クラスの人
- 人事担当者
- チームリーダー
- チームの監督や育成コーチ
- 学生で、経営学を学んでいる人
- 心理学に興味がある人
- 身近に「腐ったリンゴ」がいる人
- 「腐ったリンゴ」その人