内容:生まれ年(西暦)を尋ねて、干支を計算するプログラムを書く
まずプログラムを実行する場所の確認をする。コマンドプロンプトについてのおさらいは・・・
Print()関数を使用する
ファイルからプログラムを実行して結果を表示させるためにはprint()関数を使用する。
例:
print(3 + 5)
これを
C:\Users\near\Desktop\py>python eto.py
に記述して保存してそのディレクトリまで移動して実行したら8が表示される。
なお、クォーテーションで演算子を囲ったらその式の文字列だけが出力される。
変数を使用する。
変数とは?:1つの値に対して名前をつけて、その名前を書くだけで値を使えるようにする仕組みのこと。
なぜ変数を使用するのか?
もしも1991年生まれの干支を計算するプログラムがあったとして、年を別の年に変えたいときに、まあファイルを開いて生まれ年の部分を書き換えるのか?
そうしてしまうと、プログラムに膨大な行数が出来てしまう。その大量のプログラムの中で生まれ年の値が何度も使われることになってしまう。
これらをすべて一字一句間違わずに書き換えることは大変困難だから。
代入:変数に記憶すること
等号の左辺には変数名、右辺には名前をつける値を入れる。
year = 1991
これによりprint()の中身はyearになる。
print(year)
参照:変数の値を利用する
number_of_eto = ( year + 8 ) % 12
↓
print(number_of_eto)
変数名をつけるときは、視認しやすいような名前にすること。これがイニシャルだけだと後々で「なんだったかな?」って思っちゃうから。
例:好きなスポーツ → favorite_sports (単語を区切るときはアンダースコアで)
変数を使ったプログラムを書いてみる
year = 1991
number_of_eto = (year +8) % 12
print(number_of_eto)
そのプログラムを実行
7が表示された。これが干支をはじき出す材料になる。
キーボードから入力を受け取る。
目的:プログラム内に直接数値を書き込むのではなく、外部(一般ユーザー)から数値を受け取れるようにする。
電卓の場合:電卓本体に組み込まれているプログラムに、ボタンから数値を入力。そして数字や演算子の処理結果を画面に吐き出している。
- 数値機能:プログラム
- 数字ボタン:キーボード
- 計算結果:コマンドプロンプト
キーボードからの入力は「標準入力」
コマンドプロンプトへの表示は「標準出力」
という
input()関数:標準入力を受け付ける。
year = input()を入れてみる。
これをコマンドプロンプトで実行すると
入力受付が出て切る。
データの型について
これまで扱ってきたデータの型は、int型。この型が正しくないとプログラムが正しく実行されないことがあるので、ここでデータの型をおさらい
int型 | 整数型 小数点なし数値のこと 例:2 1 8 -5 |
float型 | 浮動小数点数型 小数点を含む数値のこと 例:1.2 3.1415 |
str型 | 文字列型 文字を「’」または[”]で囲む 例:’みかん’ ’10’ |
bool型 | 真偽値型 正しいか正しくないか 例:True false |
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