昔のケータイが面白いというお話

皆様、明けましておめでとうございます。
年末年始に部屋を掃除していたら昔の携帯(ガラケー)が出てきて、調べてみると中々面白かったので今日はそのお話をしたいと思います。

昔は多様性に富んでいた

これはよく言われることなんですが、今のケータイは大きく分けると「iPhone」「Android」の2つです。そのほとんどが、画面をタップして操作するスマートフォンであり、遠目から見るとほぼそれらの違いがわかりません。

これはスマホの利便性が高く、技術が発達したことにより多くのユーザーがスマホを求め、それが当たり前になっていったからであり、それに応じて様々なメーカーが同質化するようになってきたからでもあります。

逆に「ケータイ」というものが世の中に登場した黎明期は、本当に様々なケータイがありました。誰にも知られずにこのまま捨ててしまうのはなんだか名残惜しいし、色々なものがあって面白いなと感じましたので、折角だからブログ記事として残しておこうと思いました。

F251i(DOCOMO)

なかなかに年季が入っていますね・・・。
自分で撮影しておきながら「動くのか?」と思ってしまいました。
こういうの、動くか動かないかドキドキしながら電源つける瞬間が楽しいんでしょうねえ。
(あ、結局動きませんでした)

ボタンのレトロ感やフチ部分の剥げたところとか、なんともいえません。けど、何故か不思議とロマンのようなものを感じてしまいます。

A5401CA(au)

こちらもレトロ感のあるAUのケータイです。操作部分上部の銀色の部分がなんだか押しやすそうですね!

なお、この機種は電卓で有名なCASIOが作ったことと、auとしては初となるメガピクセルカメラを搭載した携帯電話だということで当時話題になっていました。

W52SH(au)

こちらはシャープ製。シャープといえばテレビで亀山モデルを現在でも展開しており、さすがというか液晶の映りに定評があったようです。またワンセグを搭載した携帯電話としては2機種目だったようですね。

デザイン的にはこれが一番好きです。すっきりしててゴチャゴチャがなくって静かな佇まいです。それでも薄くドットが入っていて、ただただ簡素なだけでなくデザインにポリシーがある感じがします。

また、昔の携帯であるあるなんですが・・・

画面が回転します!
画面をこんな風に180度回転させて閉じることもできます!

W62CA(au)

こちらも、CASIOが作っていた携帯電話です。CASIO製の携帯電話としては初めてBluetoothを採用したのだそうで、操作部分にもBluetoothのアイコンがあります。画面の裏には電子ペーパーがあって、携帯を開かなくてもメールや着信履歴がわかりました。

また、外観を見るとわかるように無骨ながらタフそうな感じがしますよね。実はこの機種、本格的な防水&耐衝撃性能も備える「G’zOne」シリーズなのです。

G’zOneは、CASIOの腕時計である「G-SHOCK」をモチーフにデザインされており、よく見るとたしかにタフさを感じるようなデザインだなあとも思いました。

いやほんと、この携帯のことを調べてたらですね・・・
今のスマホもタブレットもPCも落下や水没に弱いし、すぐ割れたり電源つかなくなるんだったら多少デカくてもいいからもっと頑丈でバッテリー持ちも良いもの作ってくれよ!って思います。

Operaブラウザが搭載されていた!

そして、なんとなんと。
この携帯電話にはPCサイトを閲覧できるようにするための「Opera」が搭載されていました。Operaは今でもノルウェーにある会社ですが、2013年ごろにChromium系ブラウザになってしまったのでレンダリングエンジンはGoogle Chromeと同じBlinkです。

けど、こちらはレンダリングエンジン「Presto」を自社開発していた頃のOperaです。アイコンも懐かしい。

まとめ

昔のモノって面白い。
もちろん、今から実用することは困難ですが「当時こんな風に開発されていたんだな」と思いながら見たり調べたりしていると、誰にも知られずに捨て去られていくのが名残惜しくなって、こんな記事を書きたくなってしまいました。

この記事を見て面白いと思った人はぜひ友達とかにも教えてあげてくださいね!